聴覚障害者に津波警報伝達 赤と白の格子模様の旗に統一

聴覚障害者に津波警報伝達 赤と白の格子模様の旗に統一
海水浴場で聴覚に障害がある人に津波警報などが発表されたことを伝える手段として、気象庁は赤と白の格子模様の旗に統一する方針を固め、今後、全国の自治体に導入を促すことになりました。
大津波警報や津波警報などが発表された際に、海水浴場で聴覚に障害がある人に伝える手段について、これまで統一された基準は無く、一部の自治体では、オレンジ色の旗を振るなど独自の方法で対応してきました。

気象庁は、去年秋に専門家による検討会を設け、実際に複数のデザインの旗を海岸で振って沖合から見やすさを確認するなど検討を進めた結果、赤と白の格子模様の旗に統一することが望ましいとする結論をまとめました。

この模様は、色覚に障害のある人も見やすく、海で、危険からの緊急避難を呼びかける際に用いられる「U旗」と同じデザインで、外国人にも伝わりやすいとしています。

気象庁は今後、全国の自治体に導入を促し、これまで別のデザインの旗を使ってきた自治体には、一定の移行期間を設けることにしています。

検討会の座長で、東京大学大学院の田中淳教授は「統一の方法を示すことで、取り組みが広がる契機にしてほしい。あわせて、旗を振る人の安全のために、地域ごとに撤退ルールを考えることも重要だ」と話しています。