新型ウイルス 医療用マスクの備蓄分ない都道府県も

新型ウイルス 医療用マスクの備蓄分ない都道府県も
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新型コロナウイルスの感染が拡大し、マスク不足が問題となるなか、医療機関で医療用マスクが不足した際に都道府県から供給する備蓄分が全くないというところもあることが分かり、厚生労働省は都道府県に対し、十分な備蓄を確保するよう求める通知を出しました。
厚生労働省によりますと、医療用マスクは1か月当たり全国でおよそ1億枚の需要がありますが、供給の大半を占める中国からの輸入が停滞し、マスクが不足する医療機関が出てくるおそれもあります。

厚生労働省は医療機関で足りなくなった場合は、都道府県などの備蓄分から供給するよう求めていますが、今回、都道府県に調査した結果、「備蓄がまったくない」と回答したところが複数あったということです。

これを受けて厚生労働省は都道府県に通知を出し、備蓄分がなかったり不足しているところは、新たに購入するなどして十分な数を確保するよう求めました。

一方、一般用のマスクなどは店頭などで品薄状態が続いていますが、政府は24時間生産など態勢を強化することで例年以上の枚数となる毎週1億枚以上を供給できる見通しだとしています。