ヤマハ発動機 今月中の中国工場再開なければ30億円売り上げ減

ヤマハ発動機 今月中の中国工場再開なければ30億円売り上げ減
新型コロナウイルスの感染が拡大している影響について、大手バイクメーカーのヤマハ発動機は中国の工場が今月中に再開できない場合、中国事業の売り上げがおよそ30億円減る見込みだと明らかにしました。
ヤマハ発動機によりますと、中国に3か所あるバイクの生産拠点のうち江蘇省の工場は生産再開のめどが立っていませんが、重慶の工場は現時点では今月24日に、湖南省の工場は今月17日以降にそれぞれ再開する予定です。

これについて日高祥博社長は12日の決算会見で、仮に予定が遅れて今月末まで工場が正常に稼働しない場合、バイクや発電機などの中国事業の売り上げがおよそ30億円減少する見込みだと明らかにしました。

一方、日本を含む中国以外の工場でも中国から調達している部品を使っていることについて、日高社長は「今の在庫でどこまで生産できるか調べているが、少なくとも、今月いっぱいは生産できるだろう。その後は別の地域から代替で部品を調達できないか検討を進めている」と述べました。