新型ウイルス クルーズ船で感染経路調査 厚生労働省

新型ウイルス クルーズ船で感染経路調査 厚生労働省
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船で、厚生労働省は乗客と乗員全員に船内で誰と接触したかなどを調べる質問票を配布してウイルスの感染経路などを調べることにしています。
横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では、乗客と乗員およそ3700人のうち、日本人28人を含む合わせて61人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

厚生労働省は、ウイルスの感染経路やほかに感染した疑いのある人がいないか調べるため、乗客と乗員全員に対し、湖北省への渡航歴や船内で誰と接触したかなどを聞く質問票を配布して分析を行うことになりました。

また、船内にとどまっている人のために7日までに147人分の医薬品を届けましたが、まだ多くの人に必要な薬が届いていないということで、厚生労働省は供給を急ぎたいとしています。

厚生労働省は、船内にとどまっている3600人余りの乗客と乗員について原則として14日間、客室などで待機するよう求めていて、健康管理に万全を期したいとしています。