新型ウイルス クルーズ船の米国人乗客「ここは安全ではない」

新型ウイルス クルーズ船の米国人乗客「ここは安全ではない」
ロイター通信は、新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客のインタビューを配信しました。
客室での待機を余儀なくされているというこのアメリカ人夫婦は、「アメリカのCDC=疾病対策センターは新型コロナウイルスがこの船の中で空気とともに循環している可能性が高いとしている。私たちは、安全な場所でなら14日間の待機を受け入れる心積もりはあるが、ここは安全ではないと思う。これまでは楽しい旅だったが、正直に言って今は怖い」と不安を口にしました。

そのうえで、「アメリカの医療関連企業が私たちを迎えに来る手はずを整えてくれたが、日本政府がそれを許可しないようだ。アメリカをはじめ各国政府は自国の国民がこの船を離れられるようにしてほしい。中国の武漢ではそうしたし、やり方は分かっているはずだ」と外交的な対応を求めました。