資生堂 春節の訪日客への売り上げ40%減

資生堂 春節の訪日客への売り上げ40%減
新型のコロナウイルスの感染拡大の影響について、化粧品大手の「資生堂」は、中国の春節に合わせた連休中に日本を訪れた外国人旅行者への売り上げが、去年に比べておよそ40%落ち込んだことを明らかにしました。
これは決算発表の記者会見で魚谷雅彦社長が明らかにしたものです。

それによりますと、中国の春節に合わせた連休中に日本を訪れた外国人旅行者への免税の売り上げは、去年の春節の連休中に比べておよそ40%減少したということです。

また、先月24日から30日までの中国の店頭での主要なブランドの売り上げは、去年の同じ時期に比べて55%減少しました。

資生堂は中国国内に2か所ある工場の操業を今月17日まで停止するほか、今月から4月までの3か月間は中国国内や外国人旅行者向けの販売促進活動も縮小するとしています。

魚谷社長は「さまざまなシミュレーションをしているが、新型のコロナウイルスの感染がどこまで広がるのか、いつまで続くか全く見通しが付かない。もう少し状況を見極めたい」と述べました。