クルーズ船 ウイルス感染確認で緊急対策会議 神奈川県

クルーズ船 ウイルス感染確認で緊急対策会議 神奈川県
新型コロナウイルスに感染していた香港の男性が乗船し、3日から横浜港沖に停泊しているクルーズ船で、10人がウイルスに感染していたことが確認されたことを受け、神奈川県は、緊急の対策会議を開き、医療機関への搬送状況などについて情報を共有しました。
3日から横浜港沖に停泊しているクルーズ船で、発熱などの症状が見られる人などにウイルス検査を実施した結果、これまでに10人がウイルスに感染していたことが確認され、神奈川県内の複数の医療機関への搬送が進められています。

これを受け神奈川県は、午前9時から県庁で緊急の対策会議を開き、冒頭で黒岩知事が「これから起こりうることを想定しながら、情報共有をしっかり行い対応してほしい」と述べ、医療機関や自治体との連携を密にするよう指示しました。

10人については、5日午前2時に厚生労働省からの連絡を受け、県内に8つある感染症の患者を受け入れる指定医療機関への搬送を調整し、4か所の医療機関に搬送しているということです。

また、厚生労働省が船内に残る乗客と乗組員については原則として14日間、船内に引き続きとどまってもらう方針を示したことについて、要請を待って必要な対策を取っていくとしています。