中国全土への「不要不急の渡航」やめるよう呼びかけ 外務省

中国全土への「不要不急の渡航」やめるよう呼びかけ 外務省
新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて、外務省は31日午後、中国に滞在している日本人や渡航を予定している人を対象に出している「感染症危険情報」について、湖北省を除く中国全土の危険レベルを「2」に引き上げ、不要不急の渡航はやめるよう呼びかけています。
今回のウイルスの拡大をめぐり外務省は、武漢を含む湖北省の危険レベルは、すでに渡航の中止を勧告する「3」に引き上げているほか、31日午前には、中国に滞在している日本人に対し、一時帰国を含め安全確保を検討するよう呼びかけています。

茂木外相「慎重に対応してほしい」

茂木外務大臣は記者会見で、記者団が「中国への観光も控えたほうがいいのか」と質問したのに対し「『不要不急の渡航』に、どういうものが入るかは、ある程度、国民にご理解をいただけるのではないか。日々のニュースを見て、中国がどういう状況にあるか、お考えいただき慎重に対応してほしい」と述べました。