北京のスキーアルペンW杯中止 五輪のテスト大会

北京のスキーアルペンW杯中止 五輪のテスト大会
新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて、再来年の北京オリンピックの最初のテスト大会として来月、中国で開かれる予定だったスキーアルペンのワールドカップの中止が決まりました。
世界各地を転戦して行われるスキーアルペンのワールドカップは、再来年に開催される北京オリンピックの最初のテスト大会として、来月15日と16日にオリンピック本番と同じ北京市の延慶で中国で初めて行われる予定でした。

しかし、新型のコロナウイルスの感染拡大を受け、国際スキー連盟は29日、予定されていた男子の滑降とスーパー大回転の2種目とも中止を決定しました。

アルペンのワールドカップは、翌週の来月22日と23日には新潟県湯沢町で予定されていて、こちらは通常どおり開催される予定です。

国際スキー連盟のカスパー会長は「延慶の危険度は低いが、選手をはじめすべての関係者の健康を優先しなければならない。歴史的な中国で最初の大会が中止になるのは非常に残念だ」とコメントしています。