ウイルス感染のバス運転手 濃厚接触者は22人 奈良

ウイルス感染のバス運転手 濃厚接触者は22人 奈良
新型コロナウイルスに感染した奈良県のバス運転手の男性と2メートル以内で濃厚に接触した人について、奈良県は22人いることを明らかにしました。
新型のコロナウイルスへの感染が確認された奈良県の60代の男性は、今月、2回にわたって中国 武漢からのツアー客を乗せたバスの運転手を務めていて、車内でウイルスに感染した可能性が高いと見られています。

奈良県は29日夜、記者会見を開き、男性と2メートル以内で濃厚に接触した人は、家族のほか、受診した医療機関の関係者など22人いることを明らかにしました。

このうち17人は奈良県内の人で、5人は県外だということです。県外の5人のうちの1人は29日新たに感染が確認された、男性が運転するバスにガイドとして乗車していた大阪市の40代の女性です。そのほかの4人は、居住地の自治体が健康状態を確認しています。

奈良県内の17人はこれまでのところ肺炎などの症状は出ていないということで、県は、男性が最後に接触した人の潜伏期間が終わる来月8日ごろまで、健康状態を確認することにしています。