補正予算案 きょうから参院で質疑

補正予算案 きょうから参院で質疑
経済対策などが盛り込まれた補正予算案は28日夜、衆議院本会議で可決され参議院に送られました。参議院では29日から2日間質疑が行われ、補正予算案は29日、成立する見通しです。
経済対策や災害からの復旧・復興のための費用が盛り込まれた、今年度の補正予算案は、28日夜、衆議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党などの賛成多数で可決され、参議院に送られました。

参議院では、29日と30日の2日間、予算委員会で、安倍総理大臣とすべての閣僚が出席して質疑が行われます。

この中で、与党側は、新型のコロナウイルスによる肺炎への対応や、少子化対策などについて、質問することにしています。

一方、野党側は、「桜を見る会」やIR=統合型リゾート施設をめぐる汚職事件などについて、ただすことにしています。

補正予算案は29日、質疑に続いて採決が行われたあと、参議院本会議でも可決され、成立する見通しです。

そして、30日には「桜を見る会」などをめぐって集中審議が行われたあと、与党側は、来週から、衆議院予算委員会で、新年度予算案の実質的な審議に入りたい考えです。

これに対し、野党側は「桜を見る会」の招待者名簿をパソコンなどから廃棄したことを示す、「ログ」と呼ばれる電子記録を開示することなどを求めていて、与野党の間で協議が行われる見通しです。