新型肺炎 中国 長距離バス相次ぎ運休 人の移動を抑える

新型肺炎 中国 長距離バス相次ぎ運休 人の移動を抑える
新型のコロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中国各地の交通当局は長距離バスの運行などを休止する措置を相次いで打ち出しています。
このうち北京市の交通当局は感染の拡大を抑えるため、北京と全国の主要都市を結ぶすべての長距離バスの運行を休止しています。

北京首都空港のバスターミナルでは、25日夕方から天津や河北省の唐山などに向かう8つの路線の運行を停止していて、26日はほとんど人がおらず、チケット売り場には運行停止を知らせる貼り紙が貼られていました。

係員にバスの運行状況を尋ねると「運行は当面見合わせる。問い合わせは電話でしてほしい」と繰り返していました。

このほか天津市や陝西省西安市など各地の交通当局が、長距離バスの運行や観光用の車両のチャーターなどを休止する措置を相次いで発表し、感染拡大を防ぐため人の移動を抑えようという動きが広がっています。