習近平指導部 新型肺炎対策で直属チーム設置 春節に異例の会議

習近平指導部 新型肺炎対策で直属チーム設置 春節に異例の会議
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新型コロナウイルスの感染が拡大する中国で、25日、共産党最高指導部の会議が開かれ、新たに指導部直属のチームを設置して、対策に乗り出すことを決めました。旧正月の「春節」期間中に、最高指導部が会議を開くのは極めて異例で、感染の拡大に対する習近平指導部の強い危機感を示した形です。
国営の中国中央テレビは、中国共産党の最高指導部が25日会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大をめぐって、対応を協議したと伝えました。

この中で、習近平国家主席は、「新型コロナウイルスのまん延が加速する深刻な状況だ」としたうえで、「感染の予防と抑制の重要性と緊急性を深く認識したうえで、党中央の指揮のもと、各部門で対策を着実に実行していかなければならない」と述べました。

そのうえで、会議では、この問題をめぐる指導部直属の対策チームを新たに設置し、湖北省など状況が深刻な地域に党の幹部を派遣するなど、指導部主導でこの問題の対策に乗り出すことを決めました。

旧正月の「春節」期間中に、共産党最高指導部のメンバー全員が出席して、会議を開くのは極めて異例で、感染の拡大に対する習近平指導部の強い危機感を示した形です。