春節迎えた横浜中華街 新型肺炎対策で衛生管理の徹底をPR

春節迎えた横浜中華街 新型肺炎対策で衛生管理の徹底をPR
中国で新型のコロナウイルスによる肺炎の感染が拡大するなか、1年でもっともにぎわう「春節」を迎えた横浜市の中華街では地元の飲食店などで作る団体が「対策を徹底させているので、多くの方に訪れてもらいたい」と呼びかけています。
横浜市中区の横浜中華街では、獅子舞が店を1軒1軒回るなど旧正月の「春節」を祝うさまざまな伝統行事が25日から始まりました。

横浜中華街の振興に取り組む団体によりますと春節は、期間中に例年およそ100万人が訪れる1年で最もにぎわうシーズンだということで、中国での新型のコロナウイルスの感染拡大が客足に影響しないか懸念しています。

このため改めて各店舗に手洗いやうがいなどの感染症対策を徹底するよう呼びかけたほか、23日には観光客向けに衛生管理を徹底していることなどの説明をホームページに掲載しました。

千葉県船橋市から、観光に訪れた50代の男性は「毎年、春節に訪れて伝統行事を楽しんでいます。例年より少し人が少なく、新型肺炎の影響かなと思いました」と話していました。

横浜中華街発展会協同組合の馬双喜常務理事は「各店舗に対策の徹底を呼びかけているので、多くの方に春節の雰囲気を味わってもらいたい」と話していました。

春節を祝う横浜中華街の催しは、来月8日まで開かれます。