国債新規発行額 2021年度は11年ぶり増加見通し 財務省試算

国債新規発行額 2021年度は11年ぶり増加見通し 財務省試算
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医療や年金といった社会保障費などが膨らみ続けることから、国の新たな借金にあたる国債の新規発行額は再来年度・2021年度には11年ぶりに増加に転じる見通しであることが、財務省の試算でわかりました。
財務省は、新年度予算案に盛り込んだ制度や政策を反映させたうえで、今後の国の予算に与える影響を機械的に試算しました。

それによりますと、足元の経済状況に近い名目で1.5%の経済成長が続いた場合、4年後の2023年度には、社会保障費が新年度予算案より2兆6000億円増えて38兆5000億円、借金の返済に充てる国債費が3兆1000億円増えて26兆5000億円に達する見通しです。

この結果、一般会計の総額は新年度より4兆9000億円増えて107兆6000億円に膨らむとしています。

国の新たな借金にあたる国債の新規発行額は、税収の増加などを背景に2011年度以降の当初予算では前年よりも減らしてきましたが、試算では、再来年度・2021年度には11年ぶりに増加に転じ、2023年度には新年度よりも3兆円近く多い35兆2000億円に達する見通しだとしています。

また、政府が目標としている、名目で3%の経済成長が実現できたとしても、国債の新規発行額は2022年度には増加に転じるとしていて、今後の財政運営は一層厳しくなることが改めて浮き彫りになりました。