春節の大型連休始まる 日本も観光客で混雑

春節の大型連休始まる 日本も観光客で混雑
新型のコロナウイルスが原因とみられる肺炎が広がっている中国で
旧正月にあたる春節の大型連休が24日始まり、日本国内も大勢の観光客で混雑しています。

成田空港は混雑

中国では新型のコロナウイルスへの感染が確認された肺炎の患者がほぼ全土で確認され、状況が最も厳しい湖北省の武漢は、事実上、街が封鎖されています。

こうした中、「春節」に伴う大型連休が24日から始まり、成田空港には、武漢以外の中国からの直行便が次々と到着し、到着ロビーは、マスクをつけた観光客などで混雑しています。
上海から旅行に来た25歳の中国人女性は「肺炎の報道がある前から予約していたので、日本に来ることにしました。富士山や鎌倉に行く予定です。上海でも肺炎になった人がいたので、公共交通機関は使わずに自家用車で移動したり、マスクを着けたりして対策していました」と話していました。

南京から両親と一緒に旅行に来た36歳の中国人男性は「東京や草津温泉に6日間、滞在する予定です。肺炎については中国政府が対策しているので安心していますが、日本でも公共の場ではマスクを着用したい」と話していました。

小松空港 警戒強める

石川県の小松空港にもマスクをつけた中国からの観光客が多く訪れました。

上海から家族で観光に訪れたという38歳の男性は「空港も機内もほとんどの人がマスクを付けていたし、自分たちもマスクで備えています。ウイルスについては少し怖いなと思います」と話していました。

一方、上海から来た34歳の男性は「コロナウイルスについては、中国政府がうまく対処していると思うので、心配していません。日本にはウイルスはないと思うので、マスクもつけていません」と話していました。
小松空港ではせきや発熱などの症状があったり、体調の異変を感じたりした場合は、検疫官に申し出るよう呼びかけるポスターを掲示し、警戒を強めています。

スキー客多い北海道 ホテルで対策

中国からの観光客は北海道のスキー場にも大勢、訪れています。

中国では、再来年の冬に開かれる北京オリンピックに向けてスキー人気が高まっていて、中でも北海道のスキー場は、雪質が良いとして富裕層を中心に支持されているということです。

中国人観光客が多く宿泊する北海道留寿都村のホテルでも感染を防ぐ対策を強化しています。

ホテルの清掃員がエレベーターのボタンや手すり、フロントのデスクなど多数の人が触れる部分をアルコールを含んだ布で丁寧に拭いていました。

また、210あるすべての客室内でも、テレビのリモコンや電話の受話器などをこまめに消毒していました。

このほか、ホテルでは従業員に対して体調管理に気をつけるよう指示したほか、体調を崩した人が出た場合、保健所に連絡し、医療機関を受診させるなど、感染拡大の防ぐ対策を確実に進めることにしています。

「ウェスティン ルスツリゾート」の谷口将啓支配人は「この時期、宿泊する外国人の半数が中国から来た観光客になっているので、宿泊客に安心と安全を提供できるようにしっかりと対策を進めていきたい」と話していました。