センバツ高校野球 出場32校決まる

センバツ高校野球 出場32校決まる
ことし3月に甲子園球場で開幕するセンバツ高校野球に出場する32校が決まり、「21世紀枠」で春夏通じて初めての出場となる島根の平田高校などが選ばれました。
センバツ高校野球の選考委員会は24日大阪市内で開かれ、出場する32校が決まりました。

このうち去年秋の地方大会の成績などを参考にした「一般選考」で29校が選ばれました。

北海道は1校です。
▽白樺学園は初めてのセンバツ出場です。

東北は2校です。
▽山形の鶴岡東高校は41年ぶり2回目の出場です。
▽宮城の仙台育英高校は3年ぶり13回目の出場です。

東京を含む関東は6校です。
群馬から2校が選ばれました。
▽桐生第一高校は4年ぶり6回目の出場。
▽去年秋の関東大会を制した高崎健康福祉大高崎高校は3年ぶり4回目の出場です。
▽埼玉の花咲徳栄高校は4年ぶり5回目の出場です。
▽山梨学院は2年連続4回目の出場です。
▽去年秋の東京都大会で優勝した国士舘高校は2年連続10回目の出場です。
▽神奈川の東海大相模高校は2年ぶり11回目の出場です。

北信越は2校です。
▽去年秋の北信越大会で優勝した石川の星稜高校は3年連続14回目の出場です。春夏合わせて5大会連続の甲子園で去年の夏は準優勝しています。
▽日本航空石川高校は2年ぶり2回目の出場です。

東海は3校です。
▽静岡の加藤学園は春夏通じて初めての甲子園出場です。
▽去年秋の明治神宮大会で優勝した愛知の中京大中京高校は10年ぶりの出場で今大会の出場校で最も多い31回目の出場になります。
▽県立岐阜商業は5年ぶり29回目の出場です。

近畿は6校です。
奈良は2校です。
▽智弁学園は2年ぶり13回目の出場。
▽去年秋の近畿大会を制した天理高校は5年ぶり24回目の出場です。
▽智弁和歌山高校は3年連続14回目の出場で春夏合わせて6大会連続の甲子園となります。

大阪からは2校が選ばれました。
▽去年秋の近畿大会準優勝の大阪桐蔭高校は春夏連覇を達成したおととし以来、2年ぶり11回目の出場です。
▽去年夏の甲子園で初優勝した履正社高校は2年連続9回目の出場です。
▽兵庫の明石商業は2年連続3回目の出場です。

中国は3校です。
▽去年秋の中国大会で優勝した岡山の倉敷商業は8年ぶり4回目の出場です。
▽鳥取城北高校は8年ぶり2回目の出場です。
▽広島新庄高校は6年ぶり2回目の出場です。

四国は2校です。
▽香川の尽誠学園は18年ぶり7回目の出場です。
▽高知の明徳義塾高校は2年ぶり19回目の出場です。

九州は4校です。
▽長崎の創成館高校は2年ぶり4回目の出場です。
大分からは2校が選ばれました。
▽明豊高校は去年秋の九州大会を制し2年連続4回目の出場です。
▽大分商業は23年ぶり6回目の出場です。
▽鹿児島城西高校は春夏通じて初めての甲子園出場です。

そして、困難な状況を克服し、好成績を残した学校などが対象となる「21世紀枠」には初めてのセンバツ出場の北海道の帯広農業と、46年ぶり3回目の出場となる福島の磐城高校、それに春夏通じて初めての甲子園出場の島根の平田高校の3校が選ばれました。

最も久しぶりの出場は21世紀枠で選ばれた磐城高校の46年ぶりとなります。

また今大会の初出場校は去年より3校少ない5校でこのうち3校が春夏通じて初めての甲子園出場です。

ことしのセンバツ高校野球は、3月19日に甲子園球場で開幕し2日間の休養日を含めて13日間の日程で行われます。

初出場は5校

32校のうち、センバツ初出場は去年より3校少ない5校となりました。

ことしのセンバツ高校野球で初出場を決めたのは、▽北海道の白樺学園、▽静岡の加藤学園、▽鹿児島城西高校、それに「21世紀枠」で選出された▽北海道の帯広農業、▽島根の平田高校の合わせて5校です。

このうち、春夏通じて初めての出場は、▽加藤学園、▽鹿児島城西高校、▽平田高校の3校で、去年より1校少なくなりました。

21世紀枠に3校 選考理由は

ことしのセンバツ高校野球の「21世紀枠」は、東日本から北海道の帯広農業、西日本から島根の平田高校、そして、地域を限定しない3校目で福島の磐城高校が選ばれました。

21世紀枠の選考は、はじめに西日本から行われ、近畿から九州の4つの候補校のうち、島根の平田高校が選ばれました。

平田高校は過疎化が進む地域にあり、野球部内に「普及班」を設けて地元の幼稚園や保育園の子どもたちを対象に毎年、野球教室を開くなど野球の普及活動に力を入れている点が評価されました。

続いて東日本の選考が行われ、北海道から北信越の5つの候補校の中から北海道の帯広農業が選ばれました。

野球部員は実習のため、全員で集まる練習が難しいなか、自主練習などの創意工夫で打力の向上をはかり、去年秋の北海道大会でベスト4に進出した点が評価されました。

最後に地域を限定しない3校目の選考に入り、残り7校の中から福島の磐城高校が選ばれました。

磐城高校は文武両道を掲げる進学校で、選手みずから練習内容を決めるなど自主性を尊重して力をつけ、去年秋の東北大会でベスト8に入りました。

また、去年の台風19号で、地元のいわき市が浸水被害を受ける中、野球部員が泥かきなどのボランティア活動に参加したことも評価されました。

21世紀枠の磐城 台風被害出た地元「元気もらえる」

福島県いわき市にある磐城高校が「21世紀枠」で出場することが決まり、去年の台風19号で大きな被害が出た地元からは喜びの声があがりました。

磐城高校の校長室では午後3時ごろ、阿部武彦校長のもとに電話でセンバツ出場決定の連絡が入りました。

その後、グラウンドで待っていた選手たちに知らせが届き、キャプテンの岩間涼星選手はチームメートに対し、「センバツで勝つことを目標にやってきたが、その挑戦権を得ることができた。チーム1つになってあの舞台で勝つことを目標に頑張っていこう」と呼びかけました。
そして、木村保監督を胴上げし喜びをあらわしていました。

JRいわき駅前では新聞の号外が配られ、受け取った男性は「磐城高校の野球部が台風のあとにボランティアをしているのを見ていました。選手たちが甲子園に行くのでまた、元気がもらえます。応援します」と話していました。

一般選考の選出理由は

29校が選ばれた一般選考では、去年秋の地方大会の戦いが選考の明暗を分けました。

このうち東京を含む関東では、最後の6校目で去年秋の関東大会ベスト8の埼玉の花咲徳栄高校と去年秋の東京都大会準優勝の帝京高校の比較となりました。秋の埼玉県大会で優勝した花咲徳栄が投打ともにレベルが高いと評価された一方、帝京は秋の東京都大会決勝で国士舘高校に完封負けするなど打線のつながりを欠いたことから花咲徳栄が選ばれました。

また東海の3校目は、去年秋の東海大会でともにベスト4に進んだ、ともに静岡の加藤学園と藤枝明誠高校の比較となりました。東海大会では藤枝明誠が準決勝でコールド負けしたのに対し、加藤学園は延長10回の接戦の末に敗れたことから、最終的に加藤学園の選出となりました。

北信越の選考では、去年秋の北信越大会ベスト8で好投手を擁する福井の敦賀気比高校も有力候補にあがり、今回選出された石川の星稜高校や準優勝の日本航空石川高校と互角の力があると議論になりました。しかし秋の北信越大会の準々決勝で、敦賀気比は日本航空石川に敗れていて、「勝ったチームを落として負けたチームを選ぶ理由はない」として選ばれませんでした。

そして、中国と四国の5校目は広島新庄高校と高知の岡豊高校の比較となり、左の好投手を擁する広島新庄が秋の中国大会準決勝で敗れたものの、延長に入る接戦を演じたことが高く評価されました。一方、岡豊は秋の四国大会の準決勝でコールド負けしていることから、広島新庄が最後の枠に入りました。