新型ウイルス肺炎「ヒトからヒトへの感染確認」中国の専門家

新型ウイルス肺炎「ヒトからヒトへの感染確認」中国の専門家
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中国で感染が広がる新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎について調査にあたっている中国の専門家は「ヒトからヒトへの感染が確認された」と述べ、医療関係者への感染が14例あることを明らかにしました。
中国の保健当局の専門家チームを率いる鍾南山チーム長は中国中央テレビの取材に対し、今回の肺炎の特徴について「患者の95%は湖北省の武漢と関係がある」としたうえで「武漢と広東省ではそれぞれ、ヒトからヒトへの感染がすでに確認されている」という見方を示しました。

また、医療関係者への感染が14例あることを明らかにし、この点からもヒトからヒトへの感染が確認されているとしています。

また広東省の例について鍾チーム長は「2人の患者は武漢に行ったことがなく、それぞれの家族が行ったことがあるだけで感染しており、ヒトからヒトへの感染は間違いないと言える」と述べました。

感染経路についてこれまで武漢の保健当局は「ヒトからヒトへの感染の可能性も排除できない」とだけしており、中国政府としてまだ正式には発表していません。

また、ウイルスの感染源について鍾チーム長は、武漢で患者が集中している地域には大きな海鮮市場があり、市場の中に野生動物を食べさせる店があると指摘し、野生動物が感染源の可能性が高いという見方を示しました。

WHO 22日に緊急会合開催へ

中国で新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が増えていることを受けて、20日、WHO=世界保健機関は、テドロス事務局長が今月22日にスイスのジュネーブで緊急の会合を開くことを明らかにしました。

会合では一連の感染が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか判断し、感染が広がらないようにどのような勧告ができるか議論するとしています。