中国 新型ウイルス肺炎が拡大 患者218人に 習主席が重要指示

中国 新型ウイルス肺炎が拡大 患者218人に 習主席が重要指示
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中国では新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が拡大し、患者の数は218人となりました。習近平国家主席は情報を直ちに発表するよう関係部門に直接指示を出し、2003年の新型肺炎「SARS」の際に情報を隠蔽して感染が拡大したことから、情報提供を強化する姿勢を強調しました。
国営の中国中央テレビは20日夜のメインニュースで、新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染が広がっていることについて、習主席が旧正月の「春節」の前後は多くの人が密集して移動し予防対策が非常に重要だと指摘したうえで「効果的な措置をとって断固、感染拡大を抑えるよう」関係部門に重要指示を出したと伝えました。

習主席は指示の中で「感染拡大に関する情報を直ちに発表し、科学的な予防知識を広めるよう」求めたということです。

また共産党系のメディア「環球時報」は20日、「2003年のSARSの時の情報の隠蔽を繰り返してはならない」とする社説を掲載しました。

これまで中国政府は、社会不安が広がることをおそれてメディアの報道やネット上の情報を制限していましたが、SARSの際に情報を隠蔽して感染が拡大したことから、習主席が直接、情報提供や予防対策を強化する姿勢を強調した形です。

中国中央テレビや各地の保健当局の発表によりますと、患者数は
▽武漢で198人、
▽北京で5人、
▽上海で1人、
▽広東省で14人で、合わせて218人となりました。