卓球全日本 宇田が決勝で張本破り初優勝 男子シングルス

卓球全日本 宇田が決勝で張本破り初優勝 男子シングルス
卓球の全日本選手権は男子シングルスの決勝が行われ、高校3年生の宇田幸矢選手が東京オリンピックの代表に内定している張本智和選手にフルゲームの末に競り勝ち、初優勝を果たしました。
大阪市で開かれている卓球の全日本選手権は大会最終日の19日、男子シングルスの決勝が行われました。

初めての決勝進出となった18歳の高校3年生、宇田選手は、2年ぶりの優勝を目指した16歳の張本選手と対戦しました。

宇田選手は、第1ゲームと第2ゲーム、中盤までリードを許しながら、終盤に独特の回転をかけるレシーブ、「チキータ」などで逆転して、2つのゲームとも奪いました。

この後、ゲームカウント3対1として、第5ゲームでは10対8とマッチポイントを握りました。

しかし、ここから張本選手の粘り強いプレーで逆転を許して、デュースの末に11対13で落としました。

さらに、続く第6ゲームも奪われて、勝負は最終の第7ゲームにもつれました。

第7ゲームは8対9とリードされましたが、サーブなどで3連続ポイントを奪って逆転し、11対9で取りました。

宇田選手はゲームカウント4対3で競り勝って、初優勝を果たしました。

張本選手は準決勝はフルゲームの末、高校3年生の選手に逆転勝ちしましたが、決勝では勝負どころでポイントを奪えずに2年ぶりの優勝はならず、東京オリンピックに向けて大舞台で勝ちきる強さに課題が残りました。

宇田選手「優勝は自信に 今後は世界で活躍したい」

卓球の全日本選手権、男子シングルスの決勝で初優勝の宇田幸矢選手は、優勝を決めた瞬間について「最初はうまく状況が分からず、うそみたいな感じだなと思った」と笑顔で話しました。

張本智和選手を相手に第5ゲームに先にマッチポイントを握りながら、その後追いつかれ、フルゲームとなった試合展開について「苦しい場面がありもうダメかなと思ったが、勝つためには最後まで攻めなければと思い攻め続けることができた」と振り返りました。

そして、今後に向けて「この優勝は自分にとって大きくて自信になるもので、大事にしたいと思う。これからは世界ランキングを上げて、世界を舞台に活躍したい」と力強く話していました。

張本選手「一からやるしかない」

卓球の全日本選手権、男子シングルスで準優勝だった張本智和選手は準決勝、決勝ともに先に相手に3ゲームを取られた展開を振り返り、「どちらも高校生の選手で思い切り来ることが分かっていた。よく耐えたが、出だしでもっと頑張ることができればよかった」と試合序盤の戦い方を悔やんでいました。

また、決勝については「自分の凡ミスだったり、大事なところでボールがネットに掛かってしまったりして流れをつかみきれなかった」と話しました。

そして、最終第7ゲームの終盤でリードした場面から逆転を許したことについて「ミスがもったいなかった。相手のレシーブにてこずり、最後までコースが絞りきれなかった」と振り返りました。

また、今大会について「準決勝まではとてもいい試合だったが、決勝の1試合でここまで戦った自信が一気になくなった。また一からやるしかないと思う」と話していました。