「核合意の前より多くのウラン濃縮」イラン ロウハニ大統領

「核合意の前より多くのウラン濃縮」イラン ロウハニ大統領
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イランのロウハニ大統領は16日演説で「核合意の前よりも1日当たり多くのウランを濃縮している」と述べて、ウラン濃縮の生産能力が着実に高まっていると強調しました。イランとしては強硬姿勢を示すことで、核合意の制限に従うよう圧力を強めるヨーロッパ各国をけん制するねらいがあるものとみられます。
イランはアメリカの離脱により核合意で約束された経済的な利益が得られていないとして合意の制限を破る行動をとっていて、これに対して核合意に参加しているヨーロッパ各国は今月14日、国連の制裁再開につながる手続きに踏み切り圧力を強めています。

ロウハニ大統領は16日、首都テヘランで演説し「われわれは現在、核合意の前よりも、1日当たり多くのウランを濃縮している」と述べ、ウラン濃縮の生産能力が核合意を結ぶ前よりも高くなっていると明らかにしました。

イランとしてはヨーロッパ各国がとった手続きに関係なく濃縮活動を強化していく方針を示すことでヨーロッパ側をけん制するねらいがあるものとみられます。

また、ロウハニ大統領はアメリカとの対立について「戦争に進むか平和へ向かうかは、わずか1発の銃弾で決まる」と述べ、緊迫した状態だとしつつも、緊張の激化は望まない考えを重ねて強調しました。