海上保安庁とインド沿岸警備隊がインド洋で合同訓練

海上保安庁とインド沿岸警備隊がインド洋で合同訓練
k10012248471_202001170449_202001170449.mp4
日本の海上保安庁とインドの沿岸警備隊による合同訓練がインド洋で行われ、中東情勢の緊迫化などで日本の海上交通路の安全確保が重要性を増す中、海賊対処などの手順を確認しました。
今回で18回目となる合同訓練は16日、インド南部チェンナイの沖合で行われ、新潟海上保安部の巡視船「えちご」やインド沿岸警備隊の巡視船など合わせて6隻が参加しました。

訓練は民間の船が海賊に乗っ取られたという想定で、双方の巡視船に搭載されたヘリコプターや小型船が連携して乗っ取られた船を追い詰め制圧するまでの手順を確認しました。
また、海に投げ出された人を救助する訓練も行われました。

インド洋は中東とアジアを結ぶ日本の重要なシーレーン=海上交通路ですが、最近の中東情勢の緊迫化などを受けて安全確保の重要性がますます高まっています。

訓練を視察した海上保安庁の奥島高弘長官は「この海路というのは日本にとって命綱だ。インドとしっかりパートナーシップを組んで連携していけるのは、日本経済、日本国民にとっても意義のあることだ」と述べました。

一方のインドとしては、日本と訓練を重ねることでインド洋でも海洋進出の動きを強める中国をけん制するねらいもあります。

インド沿岸警備隊のナタラジャン長官は、中国の海洋進出について「われわれの海域で違法な活動を行うことはそれがどこの国であっても許さない」と述べました。