在日ロヒンギャ 日本に人権保護でミャンマーへの働きかけ訴え

在日ロヒンギャ 日本に人権保護でミャンマーへの働きかけ訴え
ミャンマーの少数派、ロヒンギャの人たちが避難生活を余儀なくされている問題について、日本で暮らすロヒンギャの人たちが日本政府に対しロヒンギャの人権が守られるようミャンマー政府に強く働きかけてほしいと訴えました。
ミャンマー西部では少数派のイスラム教徒、ロヒンギャの武装勢力と政府の治安部隊が衝突したのをきっかけに、70万人を超えるロヒンギャの人たちが隣国のバングラデシュで避難生活を余儀なくされています。

日本で暮らすロヒンギャの人たちなどおよそ30人は、16日午後、都内の外務省の前に集まり、日本政府に対し「ロヒンギャの人権が守られるようにミャンマー政府に強く働きかけてほしい」と訴えました。

集まりを主催した「在日ビルマロヒンギャ協会」のハルーン・ラシッドさんは「私たちは正義を求めている。日本政府も理解し、支援してほしい」と話していました。

また、この問題に関連して西アフリカのガンビアは、ミャンマー政府が人権や民族、宗教集団を破壊する意図を持って危害を加える行為を禁じたジェノサイド条約に違反しているとして国際司法裁判所に提訴していて、裁判所は今月23日にも暫定的な指示についての判断を示す予定です。

「在日ビルマロヒンギャ協会」は、日本の丸山市郎ミャンマー大使が一部の海外メディアの取材に対し「ジェノサイドはなかったと信じている」などと発言したとして、外務省に抗議文を提出しました。

これについて外務省の担当者はNHKの取材に対し、丸山大使の発言について把握しているとしたうえで「大使はミャンマーの現状を踏まえて発言していると考えている。正しいとも誤っているとも言えない」とコメントしています。