囲碁の仲邑菫初段 七大タイトル獲得経験の棋士に敗れる

囲碁の仲邑菫初段 七大タイトル獲得経験の棋士に敗れる
史上最年少の10歳で囲碁のプロ棋士になった仲邑菫初段が16日、七大タイトルの獲得経験がある棋士と公式戦で初めて対戦しましたが、勝利はなりませんでした。
囲碁の仲邑菫初段(10)は去年4月、史上最年少の10歳0か月でプロ棋士となり、これまで17勝8敗の成績をあげています。

仲邑初段は16日、名古屋市東区の日本棋院中部総本部で、七大タイトルの一つ「本因坊戦」の予選に臨み、羽根泰正九段(75)と対戦しました。

羽根九段は30年前に「王座」のタイトルを1期獲得し、通算1200勝を達成した「中京のダイヤモンド」とも呼ばれるベテラン棋士で、2人の年齢は65歳差です。

仲邑初段が、七大タイトルを保持した経験のある棋士と対戦するのは、公式戦ではこれが初めてです。

午前10時に対局が始まり、仲邑初段は緊張した表情で一礼すると、少し考えるようなそぶりをしたあと、真剣な表情で打ち始めました。

対局は6時間余りにおよび、午後4時58分、289手で白番の羽根九段が勝利し、仲邑初段は敗れました。

対局後のインタビューで、孫ほど年の離れた相手と対局した感想を聞かれた羽根九段は「打ちにくかったです。なるべく顔を見ないように打っていました。仲邑さんは読みがしっかりしていて、なかなか土俵を割らず、中盤じらされました」と話していました。

仲邑初段は、悔しそうな顔でタオルを握りしめ、インタビューには答えませんでした。