ロシア連行の漁船 操業日誌に記載せず 罰金の行政処分か

ロシア連行の漁船 操業日誌に記載せず 罰金の行政処分か
北方領土周辺の海域でロシアの国境警備局の臨検を受けて国後島に連行された、北海道根室市の漁協に所属する漁船について、ロシアの当局は操業日誌に記載されていないエイが見つかるなど、違反が確認されたとして、罰金の行政処分が科されるとの見通しを明らかにしました。
連行されたのは6人が乗り組む、北海道根室市の歯舞漁協所属のマダラ底はえなわ漁船「第68翔洋丸」です。

外務省などによりますと、この漁船はロシア200海里内でロシア側から許可を得てマダラやカレイをとっていましたが、15日午後、北方領土周辺の海域でロシア側の検査を受けたあと、詳しく調べるために国後島に連行されました。

ロシア極東のサハリン州の国境警備局は16日、この漁船を詳しく調べた結果、操業日誌に記載されていないエイ、714キログラムが見つかるなど、日本とロシアの漁業協定への違反が確認されたと明らかにしました。

そのうえで、ロシアの法律に基づく行政事件として捜査が行われ、「第68翔洋丸」の船長は裁判を経て罰金の行政処分が科されるとの見通しを明らかにしました。

これに対して日本政府は、人道的観点から乗組員や漁船の早期の帰港をロシア側に求めています。