戦後初の国産旅客機「YS11」 量産1号機の解体がほぼ終了

戦後初の国産旅客機「YS11」 量産1号機の解体がほぼ終了
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茨城県内の民間施設で展示するために解体作業が進められている、戦後初の国産旅客機「YS11型機」の量産1号機は、主翼の取り外しが行われ、機体の解体がおおむね終了しました。
「YS11型機」は、昭和40年から平成18年まで、41年にわたって日本の定期路線を運航していた戦後初の国産旅客機です。

このうち量産1号機は、平成10年の引退後、国立科学博物館が引き取って羽田空港の格納庫で保管してきましたが、現状での管理が難しくなったことから茨城県筑西市にある民間施設「ザ・ヒロサワ・シティ」に移されることになり、去年9月から機体を解体する作業が行われています。

この中で最も大がかりな作業となる左右の主翼の取り外しが、15日から2日かけて行われ、胴体との結合部分にあるボルトを外したあと、クレーンで慎重に台座まで下ろしました。

これで解体作業はおおむね終了して機体は胴体だけの姿になり、博物館は、ことし3月に胴体と主翼を陸路で搬送したうえで再び組み立て、ことしの秋の展示・公開を目指すとしています。

国立科学博物館産業技術史資料情報センターの鈴木一義センター長は「このような貴重な近代遺産を残していくことが、どれだけ大変なことなのか、この作業を通して多くの人に知ってもらえれば」と話していました。