科学技術「ムーンショット型研究開発」目標の6項目まとまる

科学技術「ムーンショット型研究開発」目標の6項目まとまる
日本の競争力を高めるため、科学技術の挑戦的な課題に取り組む、「ムーンショット型研究開発制度」という大型の国のプロジェクトの具体的な目標として、30年後までにロボットと情報通信技術を組み合わせるなどして、時間や空間の制約から開放される社会を実現するなど6つの項目がまとまりました。
「ムーンショット型研究開発制度」は、人類を月へ運んだアメリカのアポロ計画のように、科学技術の挑戦的な課題に取り組もうと、国が5年間で総額1000億円を拠出する大型のプロジェクトです。

16日、有識者の会合が開かれ、30年後の2050年に実現を目指す研究目標をまとめました。

研究目標は、
▽身代わりのようにロボットを操作する技術と情報通信技術などを組み合わせて、人が体や空間、それに時間の制約から解放された社会を実現すること、

▽体内の臓器のネットワークを解明するなどして、極めて早期に病気の予測や予防ができる社会を実現すること、

▽人間と共生するロボットを実現すること、

▽地球温暖化と環境汚染の問題の解決を目指し、持続可能な資源の循環を実現すること、

▽微生物や昆虫などの機能を活用して、持続的な食料供給産業を創出すること、

▽経済や産業などを飛躍的に発展させる量子コンピューターを実現することの6つです。

有識者からは、研究目標は、常に社会と対話を続けて見直すことが必要だといった意見が出されていました。

この研究目標は近く正式に決定し、その後、項目ごとに責任者を決めてことしの夏以降に研究を開始したいとしています。