ゴーン被告の弁護担当 弘中弁護士ら辞任

ゴーン被告の弁護担当 弘中弁護士ら辞任
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中東のレバノンに逃亡した日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の弁護を担当していた弘中惇一郎弁護士と高野隆弁護士らが16日付けで元会長の弁護人を辞任したことが分かりました。
日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告(65)は、みずからの報酬を有価証券報告書に少なく記載した罪と、日産の資金を不正に支出するなどした特別背任の罪で起訴されていますが、先月、日本の弁護団に知らせないままレバノンに逃亡し、これまで「日本では公正な裁判を受けられる可能性がなかった」などと主張しています。

ゴーン元会長の弁護を担当していた弘中惇一郎弁護士は16日昼前取材に応じ、16日付けで元会長の弁護人を辞任したことを明らかにしました。また、弁護団のうち、高野隆弁護士らも16日付けで辞任し、今後は河津博史弁護士ら3人が弁護人を務めるということです。

また、16日はゴーン元会長の逃亡後初めて一連の事件の裁判の争点を整理する手続きが東京地方裁判所で行われました。この中で裁判所はゴーン元会長の裁判について、ともに起訴されている元代表取締役のグレッグ・ケリー被告(63)と、法人としての日産の裁判とは分離することを決めたということです。

河津弁護士によりますと、16日の手続きでは、裁判所からゴーン元会長の帰国の見通しについて質問があり、元会長側に確認を取ったうえで「現時点では自主的に日本に帰る見込みはないと判断している」などと伝えたということです。

ケリー被告と日産の初公判は早ければことし4月にも開かれる予定ですが、レバノンに逃亡したゴーン元会長の裁判が開かれる見通しはたっておらず、裁判の手続きが止まったままの状態が続くとみられます。