シリア停戦 3日で破られる アサド政権側の空爆で市民15人死亡

シリア停戦 3日で破られる アサド政権側の空爆で市民15人死亡
内戦が続くシリアで、反政府勢力の最後の拠点となっている北西部での停戦がわずか3日で破られ、アサド政権側の激しい空爆で市民少なくとも15人が死亡し、人道的な危機がさらに深まる懸念が出ています。
シリア北西部のイドリブ県では、アサド政権側が反政府勢力への攻勢を強め、先月中旬から30万人以上が家を追われるなど人道的な危機が広がっていて、政権の後ろ盾となっているロシアと反政府勢力を支持するトルコの合意に基づいて、今月12日から停戦することになっていました。

しかし15日、イドリブ県の広い範囲でアサド政権側の激しい空爆や砲撃が始まり、停戦はわずか3日で破られました。

現地の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、イドリブ県の中心都市では、多くの人が集まる市場なども空爆の標的となり、子どもや民間の救助隊員を含め、市民少なくとも15人が死亡し、30人以上がけがをしたということです。

反政府勢力の最後の拠点となっているイドリブ県での停戦は、これまでも長続きせず、市民の犠牲の増加や新たな避難民の発生など人道的な危機がさらに深まる懸念が出ています。