「痛みを大きく感じているのは地方」経済同友会代表幹事

「痛みを大きく感じているのは地方」経済同友会代表幹事
経済同友会の櫻田代表幹事は、15日の定例の記者会見で景気の現状について、全体として成長の勢いが落ち、なかでも地方は人手不足を原因にした企業の倒産が増えるなど、厳しい状況にあるという認識を示しました。
会見で櫻田代表幹事は景気の現状について「全体としては成長の勢いが落ちてきている。特に中堅・中小企業を中心に倒産が増え、原因のほとんどが人手不足だということだ。痛みを大きく感じているのは地方ではないか」と述べました。

そのうえで「産業や企業ごとに景気の感じ方は大きく違っている。一つ一つの実態をよく見ていく必要がある」と述べ、地域別や産業ごとに景気の実態をより細かく点検していくことが必要だという考えを示しました。

一方、年齢の高い従業員を主な対象に早期退職や希望退職を募る企業が急増していることについて櫻田代表幹事は、個別の事情を見ないと分からないとしつつ「企業の経営者は『それでいいのか』という問題意識をもっと持ったほうがいい」と述べて慎重な考えを示しました。

そして、「50歳でも、70歳でも、30歳でもその人の働きに応じた給与を支払うべきだ」と述べ、早期退職などを実施するよりも、いわゆる年功序列の賃金体系を、成果に応じた体系に改めることなどが重要だという認識を示しました。