中国政府報道官「台湾は中国の一部 事実を変えようがない」

中国政府報道官「台湾は中国の一部 事実を変えようがない」
台湾の総統選挙で、中国への対抗姿勢を示す蔡英文総統が再選されたことについて、中国政府の報道官は「選挙の結果は台湾が中国の一部だという事実を変えようがない」と述べ、将来的な台湾統一を目指す方針に変わりはないと強調しました。
台湾では、今月11日に投票が行われた総統選挙で、中国への対抗姿勢を示す現職の与党・民進党の蔡英文総統が、過去最多の票を獲得して再選されました。

これについて、中国政府で台湾を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は15日の記者会見で、「台湾地区の選挙の結果は台湾が中国の一部分だという事実を変えようがない」と強調しました。

そして、台湾の独立は絶対に許さないとけん制したうえで、「われわれは台湾を平和的に統一して、一国二制度を実施するという基本方針を堅持し、両岸の平和的な発展や祖国の統一を推し進めていく」と述べ、香港で実施する「一国二制度」を適用し、将来的な台湾統一を目指す方針に変わりはないと強調しました。

一方、蔡総統が中国政府に対等な立場で対話を望むと求めたことについて「1つの中国の原則を体現する1992年のコンセンサスの堅持が、関係が動揺しない基礎だ」と述べ、1992年に中台双方の窓口機関が合意したと中国が主張する「1つの中国」の考え方を受け入れる必要があると強調しました。

蔡総統「中国の政策見直し願う」

今月11日に再選された台湾の蔡英文総統は15日、総統府で会見し、記者団の質問に対し、「中国側が今回の選挙で台湾の人々が示した意見と意志を深く理解し、現在のみずからの政策の見直しを進めることを願っている」と述べました。

蔡総統は選挙後、対等な立場での対話を中国政府に求めていて、「1つの中国」の原則を対話の前提にしている中国に対し、改めて見直しを呼びかけました。