トランプ大統領の弾劾決議 上院へ 来週にも裁判開始の見通し

トランプ大統領の弾劾決議 上院へ 来週にも裁判開始の見通し
アメリカのトランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐって、野党・民主党は大統領を弾劾訴追する決議を議会上院に送るための採決を15日に議会下院で行うと明らかにしました。これを受けて議会上院で来週にも弾劾裁判が始まる見通しとなりました。
アメリカ議会下院は、12月18日、ウクライナ疑惑をめぐる権力の乱用と議会への妨害でトランプ大統領を弾劾訴追する決議を、野党・民主党の賛成多数で可決しました。

これについてペロシ下院議長は14日声明を出し、弾劾訴追する決議を議会上院に送るための採決を15日に議会下院で行うと明らかにしました。

議会下院は民主党が多数派を占めるため、決議を送ることが賛成多数で可決される見通しです。

弾劾訴追の決議をめぐって、ペロシ議長はこれまで議会上院では公正な裁判が行われないおそれがあるとして送付を遅らせ、裁判に新たな証人を呼ぶことなどを求めてきましたが、議会上院の主導権を握る共和党は裁判を迅速にすませる姿勢を崩しておらず、民主党内からも早く決議を送るべきだという声があがっていました。

これを受けて議会上院の共和党トップ、マコネル院内総務は記者団に対し、今週、弾劾裁判に向けた準備を進めたうえで来週21日にも議会上院で裁判が実質的に始まるという見通しを明らかにしました。

議会上院は共和党が主導権を握っているためトランプ大統領が罷免される可能性は低いとみられていますが、裁判の内容次第では秋の大統領選挙に影響を与える可能性があり、裁判の進め方をめぐって与野党の駆け引きが続きそうです。