ロシア外相 中東情勢の安定化に積極的な役割果たす考え強調

ロシア外相 中東情勢の安定化に積極的な役割果たす考え強調
ロシアのラブロフ外相は、アメリカとイランの対立によって緊張する中東情勢の安定化に向けて今後、ロシアが積極的な役割を果たす考えを強調しました。ロシアでは両国の対立によってアメリカの影響力が低下するなどロシアに有利に働いたという見方が広がっていて、ロシアは中東情勢への関わりをいっそう強めるとみられます。
ロシアのラブロフ外相は14日に行った記者会見で、アメリカがイランのソレイマニ司令官を殺害したことをきっかけに両国の対立が先鋭化していることを受けて、フランスや日本の首脳が情勢の安定化に向けて動き出していると指摘しました。

そのうえで「われわれも支援の用意がある」と述べ、今後ロシアとしても積極的な役割を果たす考えを強調しました。

今回の両国の対立についてロシアの新聞などは、中東でのアメリカの影響力の低下につながっただけでなくイランにとっても打撃となったと伝え、結果としてロシアに有利に働いたという見方が広がっています。

こうした中プーチン大統領が今月7日にシリアのアサド大統領、翌日にはトルコのエルドアン大統領と会談したのに続き、11日にはドイツのメルケル首相と中東情勢をめぐって協議するなどすでに活発な外交を展開しています。

ロシアとしてはこの機をとらえて中東での影響力を拡大させるため中東情勢への関わりをいっそう強めるとみられます。