リビア停戦交渉 片方の勢力が停戦案への署名見送り

リビア停戦交渉 片方の勢力が停戦案への署名見送り
北アフリカのリビアで、東西に分かれて戦闘を続けてきた2つの勢力がロシアとトルコの仲介のもと、停戦交渉を行いましたが、片方の勢力が停戦案への署名を見送り、再び戦闘が悪化しないか懸念されています。
リビアでは9年前、独裁的なカダフィ政権が崩壊したあと、国が東西に分裂し去年4月、東部の軍事組織が、西部の暫定政府がある首都トリポリを目指して軍を進め戦闘が続いています。

ロシアの首都モスクワでは13日、暫定政府のシラージュ首相と軍事組織を率いるハフタル氏、それに暫定政府と軍事組織をそれぞれ支援する、トルコとロシアの閣僚が参加し停戦交渉が行われました。

しかし、このうち暫定政府側は停戦の合意案に署名したものの、軍事組織側の代表団は署名しないまま14日、モスクワを去り、今回の合意は見送られました。

中東やロシアのメディアによりますと、軍事組織側は停戦監視の枠組みからトルコを除外し、暫定政府側で活動する外国のよう兵に無条件での撤退を求めているということで、トルコに対する不信感が背景にあるものと見られます。

リビア情勢をめぐっては、関係国を集めた国際会議が早ければ今月中にもドイツで開催される見通しですが、紛争当事者の暫定政府と軍事組織が参加するかどうかは不透明で、再び戦闘が悪化しないか懸念されています。