娘への性暴力 1審無罪の控訴審 3月に判決へ 名古屋高裁

娘への性暴力 1審無罪の控訴審 3月に判決へ 名古屋高裁
愛知県で実の娘に性的暴行をした罪に問われ、1審で「娘が著しく抵抗できない状態だったとは認められない」として、無罪を言い渡された父親の2審の裁判が開かれました。検察が有罪を主張した一方、弁護側は改めて無罪を主張してすべての審理が終わり、3月に判決が言い渡されることになりました。
この裁判は3年前、愛知県内で、父親が当時19歳の実の娘に性的暴行をした罪に問われたもので、1審の名古屋地方裁判所岡崎支部は娘の同意がなかったことは認めた一方、「相手が著しく抵抗できない状態につけ込んだ」という有罪の要件を満たしていないとして無罪を言い渡し、検察が控訴しています。

2審の名古屋高等裁判所では娘が抵抗できない状態に父親がつけ込んだかどうかが争われていて、14日の審理で検察は「娘は長年くり返された性的虐待で無力感や諦めの気持ちが膨らみ、抵抗や拒絶の意思が奪われていた」として、心理的・精神的に抵抗できない状態だったと主張し、有罪にするよう求めました。

一方、被告の弁護士は1審の判決に誤りはないとして、改めて無罪を主張しました。

裁判は14日ですべての審理が終わり、3月12日に判決が言い渡されることになりました。

1審の無罪判決をめぐっては性暴力の被害者などが各地で抗議のデモを行うきっかけになるなど、大きな波紋が広がっていて、2審の判決が注目されます。