植松被告“指かみ” 遺族ら「裁判に臨む態度でない」「軽蔑」

植松被告“指かみ” 遺族ら「裁判に臨む態度でない」「軽蔑」
相模原市の知的障害者施設で入所者19人が殺害されるなどした事件の裁判で、8日開かれた初公判での植松聖被告(29)の行動について、遺族や被害者の家族などからは「裁判に臨む態度ではなく残念だ」とか、「パフォーマンスとしか思えず謝罪とは受け取れない」などと落胆や非難の声が上がっています。
初公判に合わせ、事件で犠牲となった19歳の娘の名前を「美帆さん」と公表した母親は「裁判に臨む態度ではなく残念です。この先の裁判がどうなるのか心配です」とコメントしました。

事件で大けがをした尾野一矢さん(46)の父親の剛志さんは「法廷での被告の行動は心神喪失や心神耗弱にみせかけようとしたパフォーマンスとしか思えなかった。裁判を潰してやろうという意図がみえて、この程度の人間だったのかと改めて軽蔑したい」と非難しました。

14日の接見でNHKの記者に対し、初公判での行動について「ことばだけの謝罪だけでは納得できず、いちばんいい方法だと思った」などと述べたことについては「そんな行動は謝罪とは受け取れない。本当に謝る気持ちがあるなら、もっと聞こえるような大きな声で、遺族や被害者家族がいる傍聴席に向かってするべきだ」と話しています。

傍聴した津久井やまゆり園の入倉かおる園長は「浅はかだとしか思えなかった。初公判の場に身を置き続ける度胸もなくあのような行動をとるしかなかったのではないか」と話していました。