五輪パラ表彰状に 和紙の原料こうぞの皮むき 茨城 大子町

五輪パラ表彰状に 和紙の原料こうぞの皮むき 茨城 大子町
ことしの東京オリンピック・パラリンピックの表彰状にも使われる和紙の原料となる「こうぞ」の皮むき作業が茨城県大子町で最盛期を迎えています。
大子町で栽培されている「大子那須こうぞ」は、繊維が細かく丈夫でなめらかな和紙ができるとして、全国の和紙の産地に出荷されています。

4月からの出荷に向け、この時期、農家では準備作業が行われていて、このうち齋藤邦彦さんの作業場でも80センチほどに切ったこうぞの枝を1時間半ほどかけて釜で蒸していました。
そして10人がかりで、蒸して柔らかくなったこうぞの皮を1枚ずつ丁寧にむいたあと、さらに包丁を使って和紙に使う繊維の部分だけそぎ取ったうえで干していきました。

農家によりますと、「大子那須こうぞ」は福井県の「越前和紙」に使われるほか、ことしの東京オリンピック・パラリンピックで上位に入賞した選手の表彰状に使われる岐阜県の「美濃手すき和紙」の原料にもなるということです。

齋藤さんは「表彰状に使われるのは名誉なことなので、オリンピックをきっかけにこうぞのことを知ってもらい、後継者の確保につながるとうれしいです」と話していました。