北アイルランド 3年ぶり自治政府が復活 安定へ役割果たせるか

北アイルランド 3年ぶり自治政府が復活 安定へ役割果たせるか
イギリスの北アイルランドで、対立を続けてきた二大政党を中心とする自治政府が3年ぶりに復活しました。今月末にEU=ヨーロッパ連合から離脱する予定のイギリスにとって、北アイルランドの国境管理は重要な課題となっていて、地域の安定に向けて自治政府が主導的な役割を果たせるかが焦点となります。
北アイルランドでは宗派の異なる住民の間で1960年代から紛争が続き、3000人以上が犠牲となりましたが、1998年の和平合意のあと、プロテスタント系のDUP=民主統一党と、カトリック系のシン・フェイン党が共同で自治政府を運営してきました。

その後、関係の悪化により3年前に連立は崩壊し、政治の空白が続いてきましたが、両党は去年からイギリスとアイルランド両政府の仲介で協議を続け、先週、自治政府を再び発足させました。
13日、北アイルランドのベルファストを訪れたジョンソン首相は「北アイルランドの政治家たちが違いを乗り越え、リーダーシップを発揮したことはすばらしい」と述べました。

今月末にEUから離脱する予定のイギリスにとって、隣国アイルランドと接する北アイルランドの国境管理は離脱交渉が難航した要因ともなった重要な課題で、3年ぶりに復活した自治政府が地域の安定に向けて主導的な役割を果たせるかが焦点となります。