オマーンの前国王死去 各国の首脳や王族が弔問

オマーンの前国王死去 各国の首脳や王族が弔問
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中東オマーンのカブース前国王の死去を受け、現地にはヨーロッパやアラブ湾岸諸国の首脳、それにイランのザリーフ外相が弔問に訪れ、中東での貴重な橋渡し役を担った前国王の死を悼みました。
中東のオマーンでは半世紀近く絶対的な権力を維持してきたカブース国王が死去し、国王の遺言を受けてハイサム遺産文化相が王位を継承して、新たな国王に即位しました。

カブース前国王はアラブ湾岸諸国の重鎮として知られる一方、これらの国と対立するイランとも良好な関係を保つ独自の外交路線をとり、イランの核合意ではアメリカのオバマ前政権との交渉を仲介するなど各国から貴重な橋渡し役と受け止められてきました。

前国王の死去を受けて、現地には13日までにサウジアラビアのサルマン国王やクウェートのサバハ首長など湾岸諸国の首脳に加え、イランのザリーフ外相、そして歴史的に関係の深いイギリスのチャールズ皇太子などヨーロッパの各国の王族も次々と弔問に訪れました。

王位を継承したハイサム新国王は「平和共存を目指す」として、カブース前国王の外交路線を引き継ぐ考えを示しています。

ハイサム国王としては各国首脳との会談で王位継承の正当性を示し、権力基盤を固めるねらいもあるとみられ、その手腕にも注目が集まっています。