国際的な人権団体代表 香港で入境拒否される

国際的な人権団体代表 香港で入境拒否される
国際的な人権団体、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、香港の空港に到着した団体の代表が香港の入管当局に入境を拒否されたことを明らかにしました。団体の代表は、入境拒否は、人権擁護の国際的な取り組みに対する中国政府の姿勢を如実に表しているなどと批判しています。
アメリカ・ニューヨークに本部がある国際的な人権団体、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、香港の空港に12日に到着したケネス・ロス代表が香港の入管当局によって入境を拒否されたことを明らかにしました。

入境を拒否された理由は明らかにされていませんが、ロス代表は15日に香港で記者会見し、世界の人権状況についてまとめた年次報告書を発表する予定だったということです。

ロス代表は、すでにアメリカに引き返したということです。

中国政府は、アメリカで香港での人権と民主主義の確立を支援する「香港人権法」が成立したことを受けて、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」を含む5つのNGOに制裁を科すことを先月、発表しています。

ロス代表は、「今回の年次報告書は、人権擁護の国際的な取り組みに対して、中国がいかに、攻撃を強めているかに焦点を当てている。今回の入境拒否はこの問題を如実に表している」とSNSに投稿し、中国政府を批判しています。

中国外務省 ”入境は中国の主権”

これについて、中国外務省の耿爽報道官は、13日の記者会見で、「中国政府と香港政府は、法に基づいて出入国管理の業務を行っている。誰に入境を認めるか認めないかは、中国の主権だ」と述べました。

また、耿報道官は、国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」について、「さまざまな方法を通じて、反中国分子を支持し、彼らに極端な暴力的犯罪行為をそそのかし、香港独立の分裂活動をあおっており、現在の香港の混乱に重い責任を負っている」と述べ、厳しく批判しました。