台湾 蔡総統再選 “圧力強める中国指導部に反対の民意”地元紙

台湾 蔡総統再選 “圧力強める中国指導部に反対の民意”地元紙
11日に投票が行われた台湾の総統選挙で現職の蔡英文総統が再選されたことについて、12日朝の台湾の新聞各紙は「蔡総統の圧勝」などと伝えたうえで、台湾への圧力を強める中国の習近平指導部の姿勢に反対する民意が示されたと論評しています。
11日に投票が行われた台湾の総統選挙では、中国への対抗姿勢を示す現職の与党・民進党の蔡英文総統が直接投票による総統選挙が行われて以来、最も多い800万を超える票を獲得し再選されました。

一夜明けた12日、台湾の新聞各紙は一面で「蔡総統の圧勝」などという見出しとともに、手をあげて支持者の声援にこたえる蔡総統の写真を掲載しています。

このうち、民進党に近い立場をとる「自由時報」は「中国共産党が最大の敗者であり、台湾の人々は投票で強権的な圧力に強い反対を示した」として、台湾への圧力を強める習近平指導部の姿勢に反対する民意が示されたと論評しています。

また、野党・国民党に近い立場をとる「中国時報」は「共産党に対する恐怖が民進党を嫌う声に勝った」と解説しています。

投票から一夜明けて、台北では蔡総統の再選を歓迎する声が多く聞かれました。

このうち、21歳の女性は「蔡総統にはこれまでの対中政策を継続してほしいです。中国が台湾の民意を理解し、武力を使わないことを望みます」と話していました。

台湾では総統選挙と同じ日に行われた議会にあたる立法院の選挙も民進党が過半数を維持し、今回の選挙で示された結果を受けて、今後、中国とどのように向き合っていくかが焦点となります。