原発事故で一時全域に避難指示の福島 浪江町で成人式

原発事故で一時全域に避難指示の福島 浪江町で成人式
東京電力福島第一原発の事故で、一時、全域に避難指示が出された福島県浪江町で成人式が行われ、事故当時、小学5年生だった新成人たちが久しぶりに町で再会しました。
浪江町は3年前に、原発事故による避難指示が町の面積の約20%で解除され、事故後、町内で成人式が行われるのはことしが3回目です。

ことしの新成人は、原発事故が起きた時は小学5年生で、成人式には全体の3分の1に当たる61人が出席しました。

式では新成人の代表で、東京大学で学んでいる金山裕生さんが誓いのことばを述べ、「震災後避難を余儀なくされましたが、浪江での経験や人とのつながりが今の人格を形成していると思います。いつか浪江に帰って暮らしたいと思っていますし、社会人になっても復興に携わっていきたいです」と語っていました。

新成人たちは原発事故のあと避難し、各地の学校に通ったため、久しぶりに再会を果たした人も多くいました。

茨城県で家族と暮らしている女子大学生は「ふるさとで成人式を迎え、久しぶりに多くの友人と会うことができて大変うれしいです」と話していました。

体に障害があり、津波に襲われた学校から、車いすで同級生たちと避難した男子大学生は「多くの人に支えられて無事成人式を迎えられました。将来は福祉関係の仕事に就きたいです」と話していました。