イラン情勢受けEU緊急外相会議 手詰まり状態続く

イラン情勢受けEU緊急外相会議 手詰まり状態続く
アメリカとイランの緊張が続く中、核合意の仲介役を担ったEU=ヨーロッパ連合は緊急の外相会議を開きましたが、引き続き核合意の順守をイランに求めていくことを確認するにとどまりました。
アメリカとイランをめぐってはトランプ大統領がこれ以上の事態の悪化は望まないとの考えを示したことから、ひとまず大規模な衝突は避けられたとの受け止めが広がる一方、イランは核合意で定められた制限に従わず濃縮活動を強化するとしていて緊張が続いています。

これを受けて、イランの核合意の仲介役を担ったEUは10日、ブリュッセルの本部で緊急の外相会議を開きました。

EUの外交を担当するボレル上級代表は記者会見で、「核合意がなければイランは核保有国になる」と述べ、危機感を示しました。

一方で、会議では国連の制裁につながる手続きを進めるかどうかについては議論されず、今後もイランに対し核合意を守るよう求めることを確認するにとどまりました。

核合意をめぐっては3日前にもフランスのマクロン大統領がイランのロウハニ大統領と電話会談を行うなどEU側は核合意の義務を守るよう再三求めていますが、イランは応じておらず、EUにとっては手詰まりの状態が続いています。

アメリカとイラン、双方への影響力が低下する中、EUは緊張緩和に向けて実効性のある方策を打ち出せるのか手腕が問われています。