豪の森林火災 “気候変動も要因” 政府に対策強化求め抗議活動

豪の森林火災 “気候変動も要因” 政府に対策強化求め抗議活動
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森林火災が深刻な被害を広げているオーストラリアで、気候変動が火災の危険性を増大させる要因の1つになっていると気象当局が指摘する中、各地で、政府の気候変動対策の強化を求める大規模な抗議活動が行われました。
オーストラリアでは、南東部を中心に各地で森林火災が相次ぎ、去年9月以降27人が死亡しています。

9日出された気象当局の報告書では、気候変動が森林火災の危険性を増大させる要因の1つになっていると指摘されました。

こうした中、10日各地で、学生団体や環境団体が呼びかけ政府に対して気候変動対策の強化を求める大規模な抗議活動が行われました。

このうち、最大都市シドニーでは中心部の広場を大勢の人が埋め尽くし、主力産業の1つでもある石炭産業を擁護してきたモリソン首相を批判し、政策の見直しなどを訴えました。

参加した男性は「このデモを通じて気候をめぐる緊急事態にあると政府が認め、気候変動政策を変えるための警鐘になることを期待しています」と話していました。

オーストラリアは、パリ協定に基づき、2030年までに温室効果ガスの排出量を2005年と比べて26%から28%削減する目標を掲げていますが、達成できないとの予測も出されています。

森林火災の被害が拡大し続ける中、政府に対する批判は今後、さらに高まりそうです。