腸内細菌 世界最大規模のデータベースを国内で構築へ

腸内細菌 世界最大規模のデータベースを国内で構築へ
さまざまな病気の発症などに関わるとされる、腸の中にいる細菌をおよそ5000人から集めて、生活習慣との関連を調べる世界最大規模のデータベースが国内で作られることになり、薬の開発や病気の予防などに役立てられると期待されています。
人の腸内には、乳酸菌やビフィズス菌など、数百から1000種類ほどの細菌がいるとされ、動脈硬化や糖尿病といった病気の発症や、免疫の活性化などに関わっているのではないかと考えられています。

大阪 茨木市にある医薬基盤・健康・栄養研究所は健康な1200人の腸内細菌を集めて、生活習慣との関連を調べていて、このデータベースを世界最大規模となる5000人に拡大することを決めました。

研究所では、20歳以上のボランティアを募り便を採取して腸内細菌を集めるとともに、食べた食品や睡眠時間、運動時間など、生活習慣に関するデータを合わせて収集します。

腸内細菌は、生活習慣や環境によって種類や量に違いがあり、研究所では、その違いが健康状態とどう関連するか調べるほか、5年以内にデータベースを公開して、企業や研究機関で薬の開発や病気の予防に役立ててもらいたいとしています。
データの分析を担当する細見晃司研究員は「腸内細菌の状況によって薬の効き具合も異なることもわかってきている。それぞれの患者に応じた医療の実現にもつなげていきたい」と話しています。