日米貿易協定の国会承認議案 参院外交防衛委で可決

日米貿易協定の国会承認議案 参院外交防衛委で可決
日米の新たな貿易協定の国会承認を求める議案は3日、参議院外交防衛委員会で採決が行われ、自民・公明両党などの賛成多数で可決されました。4日、参議院本会議でも採決が行われ、貿易協定は承認される見通しです。
日米の新たな貿易協定の国会承認を求める議案は、3日の参議院外交防衛委員会で質疑のあと討論が行われました。

立憲民主党などの会派は「自動車、自動車部品に対する追加関税や数量規制の発動回避の約束は、あいまいもこ、いわばやぶの中だ。政府は、事実関係を証明するための首脳会談の記録などの再三の提出要求にも一切応じず、国会への説明責任を放棄した」などと指摘し、反対しました。

このあと採決が行われ、協定の国会承認を求める議案は自民・公明両党と日本維新の会の賛成多数で可決されました。

このあと参議院議院運営委員会の理事会で与野党は4日、本会議を開き、議案の採決を行うことで合意し、貿易協定は承認される見通しです。

茂木外相「早期発効目指す」

茂木外務大臣は記者会見で「ようやくここまで来た。国際社会での自由で公正な21世紀型のルールづくりに日本が主導的な役割を果たしていきたいという思いを新たにしたところだ。引き続き、協定の早期の発効を目指したい」と述べました。

菅官房長官「農家の不安払拭(ふっしょく)に対策」

菅官房長官は午後の記者会見で「日米両国がそれぞれの国内手続きを完了したのち、協定を早期に発効させることで一致しており、わが国においても早期の発効を目指していきたい」と述べました。

そのうえで、関係する農家への支援について「農家の不安を払拭していくために、TPP等関連政策大綱の見直しを行い、現在検討中の補正予算案も活用して、和牛や乳製品の国内向け、および輸出向けの生産拡大などに万全の対策を講じていく」と述べました。

自民 森山国対委員長「野党の理解ありがたい」

自民党の森山国会対策委員長は記者会見で、「あす、内閣提出の大きな議案や法案が成立することになる。野党の理解をいただき、ありがたいことだ」と述べました。

そのうえで、「今のところ会期を延長しなくても結論を出せる見込みで、必然的に延長はないのではないか」と述べ、来週9日までの今の国会の会期の延長は必要ないという認識を示しました。