米政府高官「中ロが核戦力強化」新たな軍縮枠組み 必要性強調

米政府高官「中ロが核戦力強化」新たな軍縮枠組み 必要性強調
アメリカ政府の高官は、中国とロシアが核戦力を強化していると批判したうえで、既存の核軍縮条約では中ロ両国の軍拡を防ぐことができないとして、新たな軍縮の枠組みの必要性を強調しました。
アメリカ国務省で核軍縮を担当するフォード次官補は、2日、首都ワシントンで講演しました。

この中でフォード次官補は、中国が今後10年以内に核兵器を倍増する方針であるほか、ロシアが、核兵器の搭載が可能な無人の原子力潜水艇や原子力巡航ミサイルを開発しているなどと指摘し、中国とロシアによる核戦力の強化を批判しました。

そのうえで「現在は中国とロシアの問題を解決する軍縮の枠組みがない。何らかの方法を見つけることが不可欠だ」と述べ、中ロ両国の軍拡を防ぐため新たな軍縮の枠組みの必要性を強調しました。

そして、再来年に期限が切れるアメリカとロシアの核軍縮条約「新START」について、フォード次官補は、延長するかどうかも含め現在検討中だとした一方で、米中ロの3か国による軍拡競争を避けるためにも、米ロだけでなく中国も加えるべきだというアメリカの立場を重ねて示しました。