中国 習主席「主権脅かす」と米を批判 中ロ連携で対抗する考え

中国の習近平国家主席は、ロシアのプーチン大統領の側近と会談し、アメリカが中ロへの内政干渉を強め、主権を脅かしていると批判し、アメリカが「香港人権法」を成立させる中、ロシアと連携して対抗していく考えを示しました。
中国外務省によりますと、習近平国家主席は2日、北京を訪れているロシアのプーチン大統領の側近、パトルシェフ安全保障会議書記と会談しました。

この中で習主席は、「ことしに入り、アメリカなど欧米諸国は中国やロシアの国内問題への干渉を強めていて、両国の主権や安全を脅かしている」と述べ、アメリカが香港情勢などに関与を強めていることを念頭に批判しました。

そのうえで、「プーチン大統領はアメリカのやり方は大間違いだと指摘しており、中国も完全に賛同する。両国は信頼を深め、それぞれの核心的利益や安全を守っていくべきだ」と強調しました。

中国政府は2日、アメリカが香港での人権と民主主義の確立を支援する「香港人権法」を成立させたことに対する対抗措置として、アメリカ軍の艦船の香港への寄港を拒否することや、アメリカのNGOに制裁を科すことを発表し、反発を強めています。

さらに中国としては、香港情勢に加えて、ウイグル族の人権問題をめぐってもアメリカなどの欧米諸国が圧力を強める中、ロシアと連携を強化し、対抗していくねらいがあるとみられます。