「ゾフルーザ」耐性のインフルエンザウイルス その感染力は…

「ゾフルーザ」耐性のインフルエンザウイルス その感染力は…
インフルエンザの新しい治療薬「ゾフルーザ」が効きにくい耐性のあるウイルスが、通常のウイルスと同じ程度の感染力を持つとする研究結果を東京大学のグループが発表し、「家庭などでは耐性ウイルスが広がる可能性があり注意が必要だ」としています。
インフルエンザの新しい治療薬「ゾフルーザ」は1回服用すれば効果がありますが、子どもが服用した場合に耐性のあるウイルスが出やすいことが課題になっています。

東京大学医科学研究所の河岡義裕教授らのグループは、ゾフルーザに耐性のあるウイルスの性質について動物実験で詳しく調べた結果を科学雑誌「ネイチャー・マイクロバイオロジー」に発表しました。

それによりますと、患者から検出された耐性ウイルスをイタチの一種フェレットに感染させたところ、翌日には隣のケージにいたフェレットに感染したということです。

また耐性ウイルスに感染したマウスは体重が減ったということで、研究グループは耐性ウイルスには通常のウイルスと同じ程度の感染力や病原性があると結論づけています。

河岡教授は「現時点で耐性ウイルスが一般に広く流行する可能性は考えにくいが、家庭や学校のクラスなど閉鎖された環境では広がる可能性があり、注意が必要だ」としています。