韓国 国家安全保障会議を前倒しで開催 GSOMIA対応協議か

韓国 国家安全保障会議を前倒しで開催 GSOMIA対応協議か
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日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAの失効が23日に迫る中、韓国大統領府は、21日午後に予定していたNSC=国家安全保障会議を前倒しして午前中から開き、対応を協議しているもようです。韓国メディアはGSOMIAの失効を回避するための外交努力が続いていると伝えていて、NSCの結果に関心が集まっています。
韓国大統領府は定例のNSC=国家安全保障会議を21日午後に開催する予定でしたが、前倒しして午前中から開き、23日午前0時の失効が迫っている日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAについて、対応を協議しているもようです。

GSOMIAをめぐって、ムン・ジェイン(文在寅)大統領は19日、テレビ局の特別番組で「最後の瞬間まで破棄を避ける努力は続ける」としながらも、GSOMIAを延長するためには日本側が輸出管理の強化を撤回する必要があるという従来の主張を繰り返しました。

韓国では、日本との関係が悪化する中でGSOMIAの破棄を支持する世論が根強く、来年4月に総選挙を控えたムン政権内には、日本への対抗措置として打ち出したGSOMIAの破棄を覆すのは得策ではないという意見があります。

一方、GSOMIAの破棄を決めた韓国に対し、同盟国アメリカが決定の見直しを強く求めていて、韓国の連合ニュースは大統領府の高官がひそかにワシントンを訪れ、アメリカ側と意見を交わして20日に帰国したと報じました。

また、有力紙の東亜日報は、日韓両国の高官がGSOMIAの失効を回避するための方策を協議中だと伝えていて、NSCの結果に関心が集まっています。

河野防衛相「韓国に賢明な対応求めている」

河野防衛大臣は21日午前、参議院外交防衛委員会で「GSOMIAが破棄されたあとでも、韓国側が北朝鮮のミサイル情報を求めてきた場合、提供するのか」と質問されたのに対し、「GSOMIAの今後について予断を持って答えるのは困難だが、いずれにしても、北朝鮮の情勢に関しては、日米、日米韓がしっかり連携することができるよう、韓国に賢明な対応を求めているところだ」と述べました。

アメリカ GSOMIAの重要性訴える決議案

一方、アメリカ議会上院の外交委員会と軍事委員会の共和・民主のトップ4人は20日、GSOMIAの重要性を訴える決議案を共同で提出しました。

決議案ではGSOMIAがアメリカと同盟国の国益を守るのに欠かせないとしたうえで、失効すれば、アメリカの安全保障に直接、悪影響を及ぼすなどとしてGSOMIAを維持する必要性が盛り込まれています。

決議案を提出した共和党のリッシュ外交委員長は「日米韓3か国は北朝鮮、中国、ロシアという脅威に対抗するため結束しなければならない。韓国に対してはGSOMIAを維持するよう求める」とする声明を発表しました。